自宅駐車場の車や、家の壁などに、猫がオシッコをかける「マーキング」。
臭いし、汚いし、何度もやられるので、ずっと困っていました。
もう我慢できなくなったので、何か対策をすることに。
検討した方法
一般には「猫が嫌うニオイのスプレー」を使う人が多いようですが、私は「家の周りに何かを撒く」という方法は好みではありません。
また、「猫が嫌がるトゲトゲシート」などを敷くという方法もありますが、家の周りにトゲトゲシートがあると困ります…。
そこで選んだのが「超音波式の猫よけ」。
昔からある有名な『ガーデンバリア』という製品を買ってみました。
「これは効果がある!」とか「まったく効果なし」など様々な人の感想があるので、不安半分・期待半分で購入…。
現時点で7ヶ月使用しています。
結果、私の家では「猫よけ効果」を実感しています。
猫にオシッコをかけられる回数が激減したのです。
そこでこの記事では、私の家で効果があったガーデンバリアの「設置方法」や「どのくらい効果があったのか?」などをまとめてみます。
お家での猫対策や、ガーデンバリアの購入を検討している人の参考になればと思います。
まずは被害状況と設置場所を確認
私の家で「猫にオシッコをかけられていた場所」、そして「ガーデンバリアを設置した場所」を説明します。
あなたのお家なら、どこに設置すると良さそうか等をイメージしながらご覧ください。
マーキングされていたのはココ
下のイラストは、私の家の駐車場部分を表したものです。
道路に面した部分と、隣戸との境は柵などで囲われていて、「駐車場の出入口」から猫が侵入します。
そして「①車のフロント部分」や「②駐車場奥の壁」に猫がオシッコをかけていく、という状況が続いていました。
猫はいつも同じ場所にマーキングしていくんですよね。
どこに設置すれば被害を防げるか?
犯行現場である「①車のフロント部分」と「②駐車場奥の壁」に猫が行くのを防ぐには、ガーデンバリアをどこに設置すれば良いでしょう?
1台のガーデンバリアで侵入を防ぐなら、上のイラストの【星印★】の位置に設置して、【青い枠】の範囲を超音波でバリアするのが良さそうです。
ガーデンバリアが2台あれば、①②の各ピンポイントを狙って2台設置することもできますが、出費を抑えるためにとりあえず1台にしました。
プランターの横に設置した
上記イラストの位置を、実写で見るとこんなかんじです。
駐車場の出入口の横、ハーブのプランターなどを並べてある場所の隅に設置しました。
ちなみに、私が使っているのはガーデンバリアの「GDX-2」です。
単体でデーン!と置いてあるよりは、プランターなどと一緒に並べたほうが目立たないと思います。
ガーデンバリアの効果|7ヶ月の記録
ガーデンバリアを設置する前と後の「被害の頻度」の経過を見ることで、効果を確認できます。
ということで、「被害の頻度」を記録してまとめてみました。
設置前:月に4~5回被害
ガーデンバリアを設置する前は「1ヶ月に4~5回」「1週間に1回」くらいの頻度でマーキングの被害が出ていました。
設置から2週間:被害0
設置から2週間の間、被害はゼロでした。
それまではほぼ毎週やられていたので、猫は何かを感じ取ったようです。(たまたま1週間お休みだっただけかもしれませんが。)
設置から1ヶ月目:被害1
設置から3週間以上経ったある日、「駐車場奥の壁」にマーキングされていました。超音波バリアを突破されたようです。
しかし、設置から1ヶ月の間に、被害はこの1度だけでした。回数が減ってる。
設置から2ヶ月目:被害1
設置から2ヶ月くらい経つ頃、「車のフロント部分」にマーキングされていました。
これは前回から1ヶ月ぶりくらいの被害。やられましたが、やはり頻度は下がっています。
設置から3ヶ月目:被害0
マーキング被害はゼロでした。こんなことは長い間ありませんでした。
設置から4ヶ月目:被害1
設置から4ヶ月目、「駐車場奥の壁」にマーキングされていました。そんなにオシッコかけたいの?
でも、ずいぶんひさしぶりでした。前回やられてから2ヶ月以上の間隔が経過しています。
設置から5ヶ月目:被害0
マーキング被害はゼロでした。嬉しい。
設置から6ヶ月目:被害0
マーキング被害はゼロでした。被害ゼロ記録が続きました。
設置から7ヶ月目:被害0
マーキング被害はゼロでした。すごい。
さすがにそろそろ、ひさしぶりのマーキングをされるような予感がしていますが、この記事を書いている今日まで被害ゼロ記録が続いています。
ちなみに、この記録を残すために、毎日マーキング被害を探しました。今も毎日チェックしています。
現状の結果
以前は「月に4~5回」のマーキング被害がありました。
そして現在は「4ヶ月に1度」くらいの頻度になっています。
Beforeを「月に4回」として単純計算すると、被害頻度が「16分の1」くらいに減ったことになります。
このまま半年以上の記録を追記し続けるのはキリがないので、ここまでにしますが、この結果を見返すと「効果はあった」と言えると思います。
この先、またオシッコをかけられる日は来ると思います。それでも、その回数が少なく済むのなら、ガーデンバリアは十分いい仕事をしてくれていると思います。
その他・備考
こういう効果を検証する時、「被害が減ったのには他の要因があるのではないか?」という別の可能性を考えることも大切です。
そこで、犯人の猫はまだいるのか?猫が死んでしまった・いなくなったということはないか?を考えてみました。
設置後も時々あった被害は「いつもの場所」だったので、犯人はずっと同じ猫だと思います。
犯人の疑いがある猫は2匹いて、私が住む住宅地を縄張りにしているようです。(たぶんどちらかが犯人)
そして容疑者の猫は、以前と変わらず元気にウロウロしています。
ということで、「猫がいなくなったから被害がなくなった」というわけではないのです。
「猫はいままで通り近所にいる」、そして「ガーデンバリアの設置後にマーキング被害が減った」ということで、普通に考えればガーデンバリアの効果だと思います。
効果を出す設置のポイントなど
以上のように、私の家ではガーデンバリアの効果がしっかりと表れてくれましたが、これには次の2つのポイントが肝心だったように思います。
猫の侵入経路に合わせて設置する
「ガーデンバリア」などの超音波式の動物忌避アイテムは、「侵入経路」や「犯行現場」に向けてピンポイントで設置することが肝心です。
現場をよく見て、平面または立体的に「どこに設置すれば効果がありそうか」を考えて設置すると効果が出やすいと思います。
最低でも「侵入経路」または「犯行現場」のどちらかをガードできるように設置しましょう。
私の家ではとりあえず1台で済んでいますが、侵入経路や犯行現場がたくさんある場合などは、2台以上設置して隙が無いようにしたほうが良いでしょう。
即効性を期待せず、長期間設置し続ける
私の家では、設置後2週間から1ヶ月の間に「被害回数の減少」が確認できましたが、その後「被害が全然無くなった」という状態になるまでは4~5ヶ月かかりました。
猫が「ここは不快な場所」と覚えて、避けることが習慣になるまでには時間がかかるのだと思います。本当は、猫はその場所に「オシッコかけたい」んですものね。設置後も何度も来たと思います。
ということで、すぐに効果が感じられなかったからといって、例えば「短期間で設置を中止」してしまうと、出るはずの効果も出なくなる可能性があります。
すぐに大きな効果が見られなくても「時間をかけてジワジワ効いている」と思って気長に構えておくとイライラしないと思います。
私はそんなつもりでいたら、気が付くとマーキング被害が激減していました。(過去3ヶ月ゼロ)
購入前に心配したことと、実際の結果
本当に効果はあるのか?
猫によって超音波への反応が異なるそうで、効いたり・効かなかったりするといいます。そればかりは、相手次第なのでわかりません。
だから、買って使ってみるまでは「本当に効果があるのか?」、それが一番の不安でした。
ネットで個人の感想などを見てみると「効果があった」という人はたくさんいます。
「効果がなかった」と言って怒っている人もいるので、効果が出ない場合もあるのでしょう。
私はそんな「効果ある50:効果ない50」の50%の可能性にかけて購入しました。
結果的に、私の家では確かに効果がありました。上でお伝えした通りです。
効果が出ない可能性も覚悟して購入したので、効果が出て良かったです。
超音波で人が不快にならないか
超音波式の動物忌避アイテムは「その音が人の迷惑にならないか」が心配です。
ガーデンバリアの作動時の音は、「キィーン」とか「チュイーン」という高い音です。
出ているのは超音波だけではないので、耳が健康な人なら聞こえると思います。
しかし、スピーカーの目の前で聞かない限りは、気分が悪くなるようなことはないと思います。
私は耳がとても良いほうで、超高音域もたくさん聞こえていますが、目の前で「チュイーン」と音が鳴っていても平気です。(個人差があります)
そして、高い音は、低い音と比べて遠くまで届かずに減衰するので、近隣の家に音で不快な思いをさせる可能性は低いと思います。
強いて言えば、「ガーデンバリアの射程内に長時間留まっている人間」だけが、不快な思いをするのではないでしょうか。
また「外向きに設置しない」「壁際などに設置して片側を遮蔽する」などを意識すれば、余計な方向に行く音を減らせると思います。
ガーデンバリアのスイッチを「動作確認モード」にすると、最大音量で超絶不快な音が出ます。これは耳がおかしくなるほどの音なので注意してください。
ガーデンバリアではない「海外製の粗悪な類似品」の中には、人間の気分が悪くなるほどの音を出す製品も多いようなので、下手な製品を買わないように気を付けたいですね。
また、「ガーデンバリアがうるさい」「ガーデンバリアが近所迷惑」という話をネット上で見た時、よく読むと、実はその製品は「ガーデンバリアではない別の類似品」のことをガーデンバリアと書いている例がいくつもありました。
電池はどのくらい持つか?(ランニングコスト)
私が使っている「ガーデンバリア GDX-2」は、単1電池×4本で動いています。
購入して最初に新品の電池を入れてから、現在まで7ヶ月以上、電池切れせずに動き続けています。
もっと早く電池切れになると思っていましたが、とても長持ちしています。ランニングコストは安いですね。
いまガーデンバリアの中に入っているの電池は「パナソニックのエボルタNEO」で、これが妙に長持ちしている理由の1つだと思います。
さすがにそろそろ切れるような気がするので、交換用の電池を用意しています。
電池の持ちは、作動回数や気温などにもよると思います。私の家では、自分たち家族が出入りするたびに作動しているので、作動回数は少なくないはずです。
雨などですぐに壊れないか
もともと屋外用の製品なので、雨には耐えられるように作られています。
それでも心配になるほどの豪雨や暴風雨の日もありましたが、現在まで壊れることなく動き続けています。
雨水だけでなく、写真を見ると解るように、日々の雨が跳ね上げた砂などがたくさん付着していますが、ずっとこれで平気でした。
説明書に書かれている注意事項を守って設置しているかぎりは大丈夫そうです。
まとめ
お家での猫よけ・マーキング対策に買ってみた『ガーデンバリア』。
私の家では、明らかに被害回数が減って、猫よけの効果が実感できたので嬉しいです。
以前は、家の外に出ると「くさい!」とか、車に乗って出掛けようとした時に「車のフロントにオシッコ!」という嫌な思いをよくしていました。それがいまは、ほとんど無いのです。
猫のオシッコをホースの水で洗い流すという嫌な作業をもう全然しなくていいのです。
ということで、超音波式の猫よけ「ガーデンバリア」、私は買ってよかったです。
私が使っているのはコレ
私は、ガーデンバリアの「GDX-2」を使っています。製品本体は、商品写真よりも明るい色でした。
「GDX-2」は、カーポートの柱などに固定できるマウントが付属しているので、設置方法が色々選べます。私は検討した結果、マウントを使わずに地面近くに設置しました。
長持ちする電池はコレ
上でお伝えした通り、私は「エボルタNEO」を入れて使っていて、信じられないくらい電池が長持ちしています。
電池の持ちは使用環境によって変わると思いますが、いずれにしてもエボルタは長持ちするのでオススメです。
私がお伝えできることは以上です。もしあなたも「お家での猫対策」や「ガーデンバリアの購入」を検討しているなら、私のこの記事が参考になれば幸いです。