シリーズ「愛犬の介護の記録」は、筆者のかつての愛犬ポピィについて書いた過去のブログの記事を再構成してこのサイトに転載したものです。
必要な人とワンちゃんのお役に立てれば幸いです。
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【動画】目が見えなくても散歩はできる
私の愛犬ポピィは、白内障で視力を完全に失ってからも、元気に散歩ができました。
目が見えない、私の顔も見えない、そんな愛犬にとって「散歩」は楽しく、ストレスの解消になっているようでした。
私と愛犬ポピィは、リードを引く角度や力加減によって、歩く方向やスピード、あるいは停止を意思疎通していました。盲導犬の逆です。
それほど強く引っ張る必要はなく、ダランと垂れたリードにも、互いにだけ解るコミュニケーションが存在していました。
全盲の愛犬ポピィが歩く様子を動画でご覧ください。
2011年:16歳頃の様子
こちらは愛犬ポピィの16歳当時の様子です。 白内障で視力を失って全盲の状態でしたが、このように散歩ができました。
2012年:17歳頃の様子
こちらは、あと10日ほどで17歳になる頃の様子。
この時すでに視力を失ってから2年以上が経過していて、盲目にじゅうぶん慣れて、日常生活や散歩には大きな支障がありませんでした。
動画から、嬉しそうに歩く様子が伝わればいいなと思います。
盲目でも、元気なら一緒に歩ける
犬は視力以外の感覚器官と記憶力が優れています。
だから、目が見えなくても、体が元気なら、驚くほど自由に歩けるものです。
飼い主は、それをリードでサポートしてあげればいいのです。
目が見えなくなった犬は、リードの先の飼い主を信じて歩きます。
その時、愛犬は飼い主の存在を強く感じていることでしょう。
目が見えない愛犬と歩くこと、それはお互いの顔を見つめ合うことができなくなった後にも「信頼」を確認し合うことができる大切な時間だと思います。
私は、ポピィと一緒に毎日歩いた、あの頃のことを今でもよく思い出します。
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