シリーズ「愛犬の介護の記録」は、筆者のかつての愛犬ポピィについて書いた過去のブログの記事を再構成してこのサイトに転載したものです。
愛犬ポピィは、17年と3ヶ月を生きたヨークシャーテリア。老いとともに、盲目・難聴・腎不全になりました。
当時、私と愛犬が困ったこと・考えたこと・頑張ったことが、同じように愛犬の老いや病に悩んでいる人の参考になればと思い、詳しい記録をまとめています。
必要な人とワンちゃんのお役に立てれば幸いです。
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はじめに
17年、一緒に暮らしたヨークシャーテリア
かつて私の家族だった愛犬の話をします。
彼女の名前はポピィ。1995年に生まれたヨークシャーテリアのメス。
ここは神戸。私とポピィが出会ったのは、阪神淡路大震災が起きた半年程後でした。
私とポピィはあの1995年から2012年まで、17年という長い年月を共にしました。
長生きした分、病気にもなった
長生きしてくれた分、年をとった最後の数年間は「老い」や「病」とともにありました。
耳が聞こえなくなって、目も見えなくなって、腎不全を患ったりして、付っきりの介護が必要なこともありました。
視力・聴力を失った愛犬とコミュニケーションを取る方法や、目が見えなくてもなるべく不自由なく暮らせる工夫など、いろいろなことを考えて実行してきました。
そのことを記録として書き残しておきたい――そんな思い付きが、このシリーズを書き始めたきっかけです。
私とポピィの経験を、他の人やワンちゃんのために
飼い犬の高齢化が進んでいる今の時代、犬の老いや介護に悩み苦しむ人は少なくありません。
犬の様態や飼い主の悩みは家庭毎に皆それぞれであり、犬の病気や介護についての話題は参考になることもあれば、参考にならないこともあると思います。
それでも、私の愛犬ポピィが体験した老いの症状や介護の前例が、どこかのワンちゃんやその飼い主さんにとって役に立つことがあればいいなと思い、ブログを書くことにしました。
このような話題は、明るく楽しいお話ではありませんが、暗く悲しい話をするつもりもありません。
ただ、私が年老いた愛犬のためにしてきたことや、そこから学んだことを、そのまま書き記してみたいと思います。
写真は少なめの読み物です
シリーズ「愛犬の介護の記録」は、文章が中心で写真は少ないほうです。情報が詰まった「読み物」として受け取っていただけると嬉しいです。
というのは、当時はこのように「ブログを書いて人に見せる予定はなかった」ので、介護の記録に関する写真はほとんど撮っていなかったのです。その分、文章で事細かにお伝えしていきますので、ご了承ください。
数少ない、掲載している写真の中にはかなり昔のものもあります。
ポピィと出会った1995年頃といえば、まだデジタルカメラが一般に普及していない頃で、インスタントカメラで撮った写真もあります。
その後の2000年頃といえば携帯電話にカメラ機能が付いた初期の頃で非常に低画質な写真などもあります。動画も古いものは低画質で見難いと思います。
これも私の愛犬ポピィが生きた年月の長さや時代の背景として実感してもらえればと思います。
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