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愛犬の介護の記録 vol.8|慢性腎不全と上手に付き合う

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シリーズ愛犬の介護の記録」は、筆者のかつての愛犬ポピィについて書いた過去のブログの記事を再構成してこのサイトに転載したものです。

必要な人とワンちゃんのお役に立てれば幸いです。

このシリーズの記事一覧

慢性腎不全と上手に付き合う

腎不全と、それに耐えた強い愛犬

私の愛犬ポピィが陥った「腎不全」という病状は、かんたんにいえば腎機能が低下して必要な最低水準を下回り、血液をきれいにすることができず、血液が汚れっぱなしになること。その結果、老廃物や毒素が体中を回り続けて、全身や臓器が不調に陥ったりします。

腎不全には急激に起こる「急性腎不全」と、時間をかけて進行する「慢性腎不全」があります。

急性腎不全なら、突然苦しみだして数日のうちに死に至ることも少なくないといいますが、私の愛犬ポピィは幸い(?)にも慢性腎不全であったため、腎機能がゆるやかに衰えていたのでした。

そのため明確あるいは急激な症状が表れることがなく、腎機能が低下していることが発覚するのが遅れましたが、じっくりじわじわと進行してきたおかげで、愛犬ポピィの体は血液の汚れに耐えていました。

血液中の成分を分析することで腎機能の低下レベルを測ることができ、その数値が病状の悪さや、場合によっては余命などを示すことになります。私の愛犬ポピィの場合、「急性でこの数値なら、即死している」というレベルだと先生は話していました。

その後、3年間も概ね元気に生きたことを先生は驚いていました。私の愛犬ポピィは、かなり生命力の強い犬だったようです。

黒い薬と、美味しいごはん

一度悪くなった腎臓は良くなることはありませんが、なんらかの形で腎機能を補ったり、腎臓で処理される老廃物等を減らしてあげることによって、血液中の老廃物や毒素の量が増えないようにして、いつも血液の状態が安定していれば、腎不全に起因する症状や苦痛を抑えることができます。

私の愛犬ポピィの場合は、腎機能を補うための「薬」を飲んで、「腎臓サポートフード」という腎不全の犬のための療養食を食べて療養生活をすることになりました。

黒い薬

」は活性炭の粉末のようなジャリジャリとした真っ黒な粉で、これを飲むと薬が消化管内の老廃物や毒素などを吸着していつもきれいな状態にするというものでした。

お薬の写真
毎日「黒い粉薬」を飲んだ(写真左上)

ポピィは初めはこの薬を飲むのを嫌がりましたが、これを飲むと体調が良くなるということが解ったのか、次第に薬を飲ませる時に自分から口を開けて黙って飲みきるようになりました。

腎臓サポートフード

腎臓サポートフード」は、はじめに何種類か試しました。

  • A社製のウェットタイプ
  • A社製のドライタイプ
  • B社製のウェットタイプ
  • B社製のドライタイプ

というかんじ。

犬にもフードの好き嫌いがあり、嫌いだと食べないことがあります。私の愛犬ポピィも過去に、気に入らないフードは食べずに散らかして遊ぶだけということがありました。

しかし、体のためには今後は腎臓サポートフードしか食べられないので、気に入って食べてくれるものがあるといいが…と心配していたところ、

「B社製のドライタイプ」をとても気に入ってよく食べたので、これをずっと与えることにしました。

愛犬ポピィの写真

そして面白いことに、この腎臓サポートフードが「これまでの人生の中でいちばん美味しい」というふうに、とても喜んで食べ続けたのでした。

療養食が美味しい」とは、願ってもない幸せだったのかもしれません。

愛犬ポピィの写真

ポピィがよく食べたごはん

愛犬ポピィが喜んで食べたフードは、『ロイヤルカナン』というメーカーの腎臓サポートフード(ドライタイプ)でした。

後に、このフードの購入者の口コミを見てみると、ポピィと同様に「これが一番よく食べる」という人が多数いました。腎臓が悪い犬の命を預ける専用食、犬自身が気に入って食べてくれるのが一番ですね。

何種類かある「腎臓サポートフード」のうち、これが一番良く食べました。とても美味しかったようです。療養食でありながら、とても喜んで食べたので、若いうちから予防的に食べさせておくのも良いのではないかと思いました。

腎不全と最期まで付き合う暮らし

一度は腎不全による症状で倒れた愛犬ポピィでしたが、その後、薬と専用食による療養生活を続けるうちにぐんぐん元気になりました。

それまであまり好きではなかった散歩に喜んで行きたがるようになったのも、腎不全による症状から回復したこの頃からでした。

この元気を維持するために、薬は決まった時間に飲ませることを続ける必要がありました。「透析の代わり」といえば、その重要性が伝わるでしょうか。

また、「うっかり飲ませ忘れたりしたら、腎不全の症状で苦しむのではないか」という不安が常にありました。どんなに忙しくても、確実に薬を飲ませるように努めました。

愛犬ポピィの体調には波があり、体調の悪いときなど食事をしないこともありました。寝床にうずくまったまま、何日も絶食することもありました。

それでも薬と専用食による療養生活を根気よく続けていれば、容態が極端に悪くなったりすることはなく、最後までセーフラインを守り続けることができました。

最終的に、愛犬ポピィの最期は腎不全に起因した死ではなかったということです。

腎不全という悪魔の手から逃げ切って逝ったのでした。

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